図683. マトリックスビュー
図684. マトリックスビューのツールバーA:すべてのセルを停止 B:マトリックスの演奏を録音(マトリックスを録音待機にする) C:プロジェクト再生に従う
D:グローバルトリガー分解能 E:グローバルループモード F:グローバルラッチモード G:リトリガーモード
H:セル再生 I:セルのMIDIトリガー J:オプションマトリックスビューのツールバーには、次のコントロールがあります。
すべてのセルを停止 :すべてのセルを停止ボタンがオンになると、再生中のすべてのセルが停止します。すべてのセルを停止ボタンの横にある小さな矢印をクリックすると、ドロップダウンメニューに次のコマンドが表示されます。
すべてのセルをクリア:このコマンドを使用すると、すべてのセルの内容をクリアすることができます。
すべてのMIDI Learnをクリア:このコマンドを使用すると、すべてのセルからMIDIラーニングの割り当てをクリアすることができます。
マトリックスの演奏を録音 :マトリックスの演奏を録音ボタンが有効の場合、再生中に現在のマトリックスによる演奏をクリップ表示部に録音できます。行は、割り当てられているアウトプットトラックに録音されます。詳細については、演奏をクリップ表示部に録音するを参照してください。単一のパターンのクイックキャプチャを実行することもできます。詳細については、クリップ表示部に単一のパターンをレンダリングする(クイックキャプチャ)を参照してください。
プロジェクト再生に従う :マトリックスビューがSONARのメイントランスポート(再生/停止)コマンドに従う必要があるかを指定します。プロジェクト再生に従うが有効な場合、パターンはSONARのトランスポートの進行中にのみ再生されます。プロジェクト再生に従うが無効な場合、SONARのトランスポートがアイドル状態である場合にもマトリックスを再生できます(SONARのトランスポートをこのモードで開始した場合、すでに再生中のセルの位置がすぐに更新され、SONARのトランスポートと同期します)。詳細については、マトリックスをSONARのトランスポートと同期するを参照してください。
トリガー分解能 :列またはセルをトリガーするタイミングと再生を開始または停止するタイミング間の遅延を指定できます。次のオプションがあります。
すぐに再生:すぐに再生を開始します。
小節:次の小節の頭から再生を開始します。このオプションは初期設定です。
拍:次の拍から再生を開始します。
1/8:次の8分音符から再生を開始します。
1/16:次の16分音符から再生を開始します。
1/32:次の32分音符から再生を開始します。
1/64:次の64分音符から再生を開始します。
グローバルループモード / :トリガーしたセルを繰り返し続けるのか、または終わりまで到達した時点で停止するのかを指定します。ループが有効になっていると 、トリガーしたセルはループし続けます。グローバルループモードが無効になっていると 、トリガーしたセルは一度再生された後で停止します。このオプションはデフォルトで有効になっています。
グローバルラッチモード / :マウスボタンまたはMIDIキーを離した後に、トリガーしたセルを停止するのか、または再生し続けるのかを指定します。グローバルラッチモードが有効の場合 、マウスボタンまたはMIDIキーを離した後も、トリガーしたセルが再生され続けます。グローバルラッチモードが無効の場合 、マウスボタンまたはMIDIキーを離した時点でトリガーしたセルが停止します。
トリガーしたセルを連続して再生する:グローバルループモードを有効、グローバルラッチモードを有効にします。
トリガーしたセルを一度だけ再生する:グローバルループモードを無効、グローバルラッチモードを有効にします。
マウスまたはノートがホールドされている限りセルを連続して再生する:グローバルループモードを有効、グローバルラッチモードを無効にします。
マウスまたはノートがホールドされている限りセルを再生するが、終了時点で停止する:グローバルループモードを無効、グローバルラッチモードを無効にします。
リトリガーモード / :再生中にトリガーされたセルを停止するのか、または先頭からリトリガーするのかを指定します。リトリガーモードが有効になっている場合 、再生中のセルがトリガーされると、そのセルが先頭から再生されます。リトリガーモードが無効になっている場合 、再生中のセルがトリガーされると、そのセルの再生が停止します。
セル再生 / :パターンを開始する場合に、必ずパターンの先頭から再生するのか、またはプロジェクトの現在タイムと同期するためパターンの途中からでも再生を可能とするのかを、グローバルに指定します。以下の2つのモードがあります。
セル再生 :セルをトリガーし、トリガー分解能メニューにリストされている時間が経過すると、現在タイムと同期してパターンの再生を開始します。セルのパターンが曲全体で繰り返されており、特定の時点でパターンのミュートを解除するような感じになります。このオプションは初期設定です。
セルのMIDIトリガー :マトリックスビューでMIDIのコントロールを有効、無効にします。セルMIDIトリガーボタンの横にある小さい矢印をクリックして、マトリックスビューで応答するMIDIチャンネルを指定します(すべてのチャンネルの場合は、Omniを選択します)。
空のセルをトリガーした時に再生中のセルを停止させる:空のセルをトリガーした場合の動作を指定します。空のセルをトリガーした時に再生中のセルを停止させるが無効の場合(デフォルト)、空のセルをトリガーしても他のセルには影響しません。空のセルをトリガーした時に再生中のセルを停止させるが有効の場合、空のセルをトリガーすると、そのセルがある行の再生は停止します。同様に、空のセルを含む列をトリガーすると、対応する行の再生は停止します。このオプションはデフォルトで無効になっています。
MIDIトリガーされた列に自動スクロールする:列のいずれかのセルがMIDIによってトリガーされる場合に、マトリックスビューを自動的にスクロールしてビューに列を表示できます。
すべてのオーディオデータをグルーブクリップとしてインポート:すべてのオーディオをグルーブクリップとしてインポートします。
停止時に「プロジェクト再生に従う」を使用して待機中のセルを復元させる: プロジェクト再生に従う が有効な場合、トランスポートを開始すると、複数のセルを列に並べて起動させることができます。 停止時に「プロジェクト再生に従う」を使用して待機中のセルを復元させる が有効な場合、トランスポートを停止すると、並べて起動させたセルはすべて再び待機状態になります。これは、再生時にセルを手動で停止させた場合でも同様です。
ステップシーケンサークリップをクリップ表示部からリンク解除: ステップシーケンサークリップをMatrixセルにドラッグすると、クリップのデータとセルのデータがリンクされます。オリジナルのクリップおよびMatrixセルを独立させる場合、ステップシーケンサークリップをクリップ表示部からリンク解除チェックボックスをクリアします。図685. マトリックスビューの行A:行番号 B:データの種類のアイコン(オーディオまたはMIDI) C:ダイレクトモード(MIDI行のみ)
D:ミュート/ミュート解除を切り替える E:行のソロ/ソロ解除を切り替える F:割り当てられたトラック
G:矢印をクリックして、行を別のトラックに再割り当てする
行番号 :各行を識別する連続番号。
データの種類のアイコン / :このアイコンは、行にオーディオデータ またはMIDIデータ のいずれが含まれているのかを示します。オーディオトラックに割り当てた行には、オーディオデータがあるセルのみを含めることができます。同様に、MIDIトラックまたはインストゥルメントトラックにルーティングされている行には、MIDIデータがあるセルのみを含めることができます。行がオーディオであるかMIDIであるかは、最初のパターンが行にドラッグされたときに決まります。
ダイレクトモード(MIDI行のみ) :デフォルトでは、MIDI行は割り当てられたMIDIトラックを通してルーティングされ、MIDI FX、アルペジエーター、ボリュームなど、すべてのトラック処理が適用されます。すべてのトラック処理をバイパスし、ターゲットトラックに割り当てられたプラグインシンセまたはハードウェアの出力に直接、行を送信する場合は、行のダイレクトモードボタン をクリックします。
ミュート :行をミュート/ミュート解除します。
ソロ :行をソロ/ソロ解除します。
割り当てられたトラック:各行には、ルーティングされるトラックの名前が表示されます。その行のすべてのセルは、割り当てられたトラックを通してルーティングされます。小さい矢印をクリックして、行を別のトラックに再割り当てします。A:行2と3がカレントトラックに割り当てられているため、ハイライト表示されます図687. マトリックスビューの列
列の名称変更:このコマンドを使用すると、列ヘッダーに任意の名前を割り当てることができます。初期設定では、列に名前は表示されません。詳細については、列ヘッダーの名前を変更するを参照してください。
列の削除:このコマンドを使用すると、列のすべてのセルを削除できます。列のすべてのセルを削除する
MIDI Learn:このコマンドを使用すると、MIDIイベントを列トリガーに割り当て、MIDIリモートコントロールを使用して列のすべてのセルをトリガーできます。MIDI Learnコマンドでは、列トリガーがすでにMIDI Learnモードである場合はその周囲にオレンジ色の輪郭が表示され、列トリガーに割り当てられたMIDIイベントがすでにある場合は小さいMIDIアイコンが表示されます。
MIDI Learnをクリア:このコマンドを使用すると、列トリガーからMIDI割り当てが削除されます。この列は、MIDIリモートコントロールではトリガーされなくなります。図688. マトリックスビューのセルトリガーされていてもまだ再生されていないセルは点滅します。この状態では、セルが再生を待機し、現在のトリガー分解能に達するとすぐに再生されます。図689. マトリックスビューのセル
セルの名前:セルの名前です。初期設定では、セルには割り当てられたパターンの名前が表示されますが、セルの名前は変更できます。詳細については、セルの名前を変更するを参照してください。
プログレスインジケーター:再生中は、セルには丸いプログレスインジケーターが表示され、再生中のループの位置が示されます。
MIDI Learnインジケーター:MIDI Learnインジケーターは、セルがリモートコントロールに再割り当てされているかどうかを示します。
ループモード:各セルにあるループモードボタンで、グローバルループモードの設定を無効にできます。初期設定では、各セルはグローバルループモードの設定を引き継ぎます。セルのループモードが有効になっている場合、そのセルはグローバルループモードの設定には従いません。詳細については、セルごとに別々のループモードを使用するを参照してください。
メモ:セルのループモードボタンを有効にした後は、そのセルのループモードボタンを無効にしてもグローバルループモードの設定に従うようにはなりません。グローバルループモードの設定に再びリンクするようにするには、Ctrlキーを押したまま、そのセルのループモードボタンをクリックします。
ラッチモード:各セルにあるラッチモードボタンで、グローバルラッチモードの設定を無効にできます。初期設定では、各セルはグローバルラッチモードの設定を引き継ぎます。セルのラッチモードが有効になっている場合、そのセルはグローバルラッチモードの設定には従いません。詳細については、セルごとに別々のラッチモードを使用するを参照してください。
メモ:セルのラッチモードボタンを有効にした後は、そのセルのラッチモードボタンを無効にしてもグローバルラッチモードの設定に従うようにはなりません。グローバルラッチモードの設定に再びリンクするようにするには、Ctrlキーを押したまま、そのセルのラッチモードボタンをクリックします。
トリガー分解能:デフォルトでは、セルはマトリックスビューツールバーで指定されたグローバルトリガー分解能に従います。グローバルトリガー分解能に従うのではなく、カスタムのトリガー分解能を各セルに割り当てることもできます。詳細については、セルごとに別々のトリガー分解能を使用するを参照してください。図690. セルごとのトリガー分解能
ファイルの挿入:このコマンドを使用すると、セルにファイルがインポートされます。
セルの名称変更:セルの名前を変更する場合に、このコマンドを使用します。
セルをクリア:このコマンドを使用すると、セルからパターンおよびMIDI割り当てが削除されます。
ワンショットで再生:このコマンドを使用すると、セルはワンショットのサンプルとして設定されます。ワンショットのセル再生では、1つの繰り返しが最初から最後まで再生され、ループやラッチの設定は無視されます。
MIDI Learn:このコマンドを使用すると、MIDIイベントをセルに割り当て、MIDIリモートコントロールを使用してセルをトリガーできます。MIDI Learnコマンドでは、セルがすでにMIDI Learnモードである場合はその周囲にオレンジ色の輪郭が表示され、セルに割り当てられたMIDIイベントがすでにある場合は小さいMIDIアイコンが表示されます。MIDI Learnコマンドは、再生中のセルおよび空のセルの両方に使用できます。
MIDI Learnをクリア:このコマンドを使用すると、セルからMIDI割り当てが削除されます。セルは、MIDIリモートコントロールではトリガーされなくなります。
トリガー分解能:必要なトリガー分解能をセルに割り当てます。セルは、デフォルトのグローバルトリガー分解能、またはセルごとのトリガー分解能の設定に従います。次の設定が使用可能です。
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