ステップの操作

ノートをオンにする

ステップをクリックしたときにノートを試聴する

「n」ステップごとにノートを自動的に有効にする

ノートをオフにする

行内のすべてのノートの切り取り/コピー/貼り付けを行う

行内のすべてのノートを左右に移動する

列内のすべてのノートを上下に1行分移動する

すべてのステップをクリアする

ノートをマージ/マージ解除する

ノートのベロシティを編集する

新しいノートにベロシティの初期値を指定する

フラムを追加/削除する

ノートにスライド（ポルタメント）を追加する

MIDIデバイスからノートをステップ入力する

ノートのドラムマッププロパティを編集する

A：無効なステップ B：有効なステップ（ダブルクリックでフラムを作成） C：現在のステップ（黄色） D：マージされたステップ E：フラムが適用されたステップ

ノートをオンにする

次のいずれかを実行します。

1つのノートをオンにする：オンにするノートをクリックします。

同じピッチの複数のノートをオンにする：オンにするノートの1つ目をクリックしてから、他にオンにするノートすべてにわたってドラッグします。初期設定では、ドラッグ操作は1つの行に制約されています。別の行にわたって自由にドラッグする場合は、Altキーを押しながらドラッグします。

ノートがオンになります。

空白のパターンで1つ目のノートを有効にすると、SONARに新しいステップシーケンサークリップが作成されます。

A：空白のステップをクリックしてノートをオンにする

 

ヒント：ステップをクリックしたときにノートを聴く場合は、ステップをクリックしたときにノートを試聴するを参照してください。

ステップをクリックしたときにノートを試聴する

空白のステップをクリックしたときにノートの試聴をオンにするには、次の手順を実行します。

ステップシーケンサービューのオプション・メニューをクリックし、ノート入力時に発音を選択します。

ノート入力時に発音オプションは初期設定ではオフになっています。

「n」ステップごとにノートを自動的に有効にする

2、3、4、5、または6ステップごとにノートを簡単にオンにできます。

1.	オンにする最初のノートがあるステップをクリックします。ステップが選択されていない場合、行の最初のステップが使用されます。

2.	次のいずれかを実行します。

オンにするノートがある行を右クリックし、ステップごとにノートを追加をポイントし、希望するインターバルに応じて2、3、4、5、または6を選択します。

希望するインターバルに応じて、Ctrl+2、Ctrl+3、Ctrl+4、Ctrl+5、Ctrl+6を押します。

指定したインターバルでノートがオンになります。

メモ：入力モードがポリの場合、オンになったノートは行に存在するすべてのノートとマージされます。入力モードがモノの場合、行に存在するノートはクリアされます。

ノートをオフにする

次のいずれかを実行します。

1つのノートをオフにする：オフにするノートを右クリックします。

同じピッチの複数のノートをオフにする：オフにする1つ目のノートを右クリックし、他にオフにするノートすべてにわたってドラッグします。初期設定では、ドラッグ操作は1つの行に制約されています。別の行にわたって自由にドラッグする場合は、Altキーを押しながらドラッグします。

ノートがオフになります。

A：ノートを右クリックするとステップがオフになる

行内のすべてのノートの切り取り/コピー/貼り付けを行う

行からすべてのノートを切り取り/コピーして、任意の他の行に貼り付けられます。

1.	切り取り/コピーするノートがある行の右側を右クリックし、ポップアップ・メニューから行のステップを切り取りまたは行のステップをコピーを選択します。

イベントがクリップボードにコピーされます。

2.	ノートを貼り付ける行の右側を右クリックし、ポップアップ・メニューから行のステップを貼り付けを選択します。

ノートイベントが新しい行に貼り付けられ、その行にもともとあったイベントがすべて削除されます。

行内のすべてのノートを左右に移動する

行内のすべてのノートを左または右に簡単に1ステップ分移動できます。

1.	移動するノートのある行の右側を右クリックします。

ポップアップ・メニューが表示されます。

2.	表示されたメニューからステップを右に移動またはステップを左に移動を選択します。

または

1.	行をクリックしてフォーカスを移します。

2.	Alt+←キーまたはAlt+→キーを押します。

行内のすべてのノートが1ステップ分移動します。

列内のすべてのノートを上下に1行分移動する

列内のすべてのノートを上または下に簡単に1行分移動できます。

1.	上または下に移動する列内に存在する任意のノートをクリックします（フォーカスされます）。

2.	Alt+↓キーまたはAlt+↑キーを押します。

同じ列内のすべてのノートが上または下に1行分移動します。

すべてのステップをクリアする

パターン内のすべてのステップを消去するには、ステップシーケンサービューのパターン・メニューをクリックし、パターンを消去を選択します。

ノートをマージ/マージ解除する

次のいずれかを実行します。

隣接したノートをマージする：Ctrlキーを押しながら、マージする最初のノートをクリックし、マウス・ボタンを押したまま、マージする残りのすべてのノートにわたってドラッグします。

隣接したノートをマージ解除する：Ctrlキーを押しながら、マージ解除する最初のノートを右クリックし、マウス・ボタンを押したまま、マージ解除する残りのすべてのノートにわたってドラッグします。

A：マージ解除されたノート B：マージされたノート

ノートのベロシティを編集する

ノートのベロシティの値はノートセル（ステップ）の中に表示されます。

ノートのベロシティの値を編集するには、次のいずれかを実行します。

行の選択ボタン をクリックしてコントローラ表示部を表示し、ステップエディターリストでベロシティを選択して、コントローラ表示部でベロシティ変更を描きます。

Shiftキーを押しながら、ノートを上下にドラッグします。

Ctrlキーを押しながらノートをダブルクリックして、ベロシティ値を入力します。

ノートをクリックしてフォーカスを移し、マウスホイールを使ってベロシティの値を調節します。Shiftキーを押しながら操作すると、値を微調整することができます。

一度の操作で複数のノートのベロシティを編集することもできます。

1.	Shiftキーを押したままステップをクリックして、ベロシティ編集モードにします。

マウス移動でベロシティを調節できる範囲は2本の横線で表示されます。

2.	マウスを上方向または下方向に移動して他の行にわたってドラッグし、その行にあるステップのベロシティを変更します。同じ行内のステップのみ編集可能です。

ベロシティの値は、行内でマウスを移動するとリアルタイムで更新されます。

3.	新しいベロシティの値を確定するには、マウスポインタを行の外へ移動するか、マウス・ボタンを離します。

メモ：ベロシティの編集中に変更したベロシティを試聴する場合、ノート入力時に発音オプションが有効になっていることを確認してください（ステップをクリックしたときにノートを試聴するを参照）。

コントローライベントとベロシティの操作についての詳細は、ピアノロールでコントローラを追加/編集するを参照してください。

新しいノートにベロシティの初期値を指定する

初期設定では、新しいノートイベントのベロシティ値はすべて100に固定されています。新しいノートのデフォルトのベロシティ値は次のようにして変更できます。

1.	ステップシーケンサービューのオプション・メニューをクリックし、ノートの初期ベロシティ値を設定を選択します。

ノートの初期ベロシティ値を設定ダイアログが表示されます。

2.	目的のベロシティ値を指定し、OKをクリックします。

メモ：ベロシティの初期設定はグローバルで、新しいノートにのみ影響します。

行内すべてのノートのベロシティ値を圧縮/伸張する

1.	行を右クリックし、ポップアップ・メニューからベロシティの調整を選択します。

ベロシティの調整ダイアログが表示されます。

2.	次のいずれかを実行します。

行内のすべてのノートの圧縮を行うには、1.00未満の値を指定します。

行内のすべてのノートの伸長を行うには、1.00超の値を指定します。

フラムを追加/削除する

目的のステップをダブルクリックします。

フラムが適用されたステップは、ステップが分割されたような状態で描かれます。

行のフラムタイミングを調整するには、行の選択ボタン をクリックしてコントローラ表示部を表示し、必要に応じてFlamつまみを調節します。

A：フラムが適用されたステップ B：通常のステップ

ノートにスライド（ポルタメント）を追加する

次の音へ移るときになめらかにピッチを変化させるには、コントローラ表示部でコントローライベントを挿入する必要があります。詳細については、ピッチ間のなめらかなスライド（ポルタメント）を作成するを参照してください。

MIDIデバイスからノートをステップ入力する

マウスでノートイベントを入力するだけでなく、MIDI入力デバイスを使用してノートを入力することもできます。

1.	MIDIのステップ入力をオンにするには、次のいずれかを実行します。

ステップシーケンサーで、録音ボタン をクリックします。

ステップシーケンサーで、再生ボタン をクリックします。

ステップシーケンサーウィンドウにフォーカスがある状態で、Ctrl+Rキーを押します。

ステップ入力ボタンにMIDIステップ入力モードがオンになっていることを示す赤い丸印 が表示され、ポジションインジケータで現在のポジションが赤く点灯 します。

2.	MIDI入力デバイスで、現在のステップ（ポジションインジケータで赤く点灯している箇所）に割り当てるノートを再生します。

ステップシーケンサーではどのノートも鍵盤が離されるまで受信されます。その時点で押されていたノートがオンになり、自動的に次のステップに進みます。ステップ入力時には次のルールが適用されます。

押されたピッチがすでにステップシーケンサーの行にマップされている場合、ノートはオンになります。

押されたピッチがステップシーケンサーの行にマップされていない場合、そのステップはスキップされます。

元に戻す（Ctrl+Z）操作を実行すると最近のステップエントリが元に戻り、現在位置が1ステップ前に戻ります。

3.	ステップ入力をオフにするには、再生ボタンをもう一度右クリックするか、Ctrl+Rを押します。

再生ボタンが通常の状態 に戻ります。

 

ステップ入力のベロシティを指定する

ステップ入力で新しいノートに対し録音されたベロシティを使用するか、固定のベロシティ値を使用するかを指定できます。2つの動作を切り替えるには、ステップシーケンサーツールバーを右クリックして、ポップアップ・メニューからステップ入力にノートの初期ベロシティ値を使うを選択します。

ベロシティの初期値の設定については、新しいノートにベロシティの初期値を指定するを参照してください。

 

ステップ入力のショートカット

動作	キー
MIDIステップ入力のオン/オフを切り替える	Ctrl+R
現在のステップを1ステップ後ろへ動かす	,（コンマ）
現在のステップを1ステップ先に進める	.（ピリオド）
最近のステップエントリを元に戻し、現在位置を1ステップ戻す	Ctrl+Z

 

ヒント：休符を挿入するには、MIDIコントローラのキーを押さずに、ステップを前後に移動します。

 

関連項目：

コントローライベントの操作

行の操作

パターンの操作

ステップシーケンサークリップの操作