トラックのアウトプットの設定

次の重要な手順は、オーディオトラックを再生するサウンドデバイスのアウトプットをSONARで設定します。場合によっては、複数トラックを別々のアウトプットで再生させるのが望ましいこともあります（外部ハードウェアエフェクターに接続し、エフェクトをかける場合など）。ここでは、すべてのオーディオトラックを同一のアウトプットに設定します。

ベーストラックから始めましょう。プロジェクトでBassというトラックを探します。トラックのいくつかのコントロールをより詳しく見てみましょう。トラックのコントロールが見えない場合は、トラックの表示を広げ表示させます。

トラックの表示を拡げる

1.	カーソルをトラックとトラックの境界に合わせます。

2.	そのまま下方向にドラッグし、トラックの表示部分を拡大します。

ヒント：トラックストリップの空きスペースをダブルクリックして、トラックストリップを最大化/元に戻すこともできます。

ヒント：トラックコントロールの一部が見えない場合は、トラックビュータイムルーラの左にあるトラックコントロールボタンをクリックし、メニューからAllを選択します。使用できるコントローラのレイアウトは、Shiftキーを押したまま左右矢印キーを押して順に表示することもできます。詳細については、トラックとバスのコントローラのレイアウトを設定するを参照してください。

コントロール	説明
	ミュートボタン。再生中のトラックの音を消す場合に使用します。ミュートしたトラックの音は聞こえなくなります。
	ソロボタン。ソロにしているトラック以外のトラックの音を消す場合に使用します。モニターまたはミキシングのために特定の演奏または録音を分離する場合に便利です。SONARでは複数のトラックを同時にソロにすることができます。
	録音待機ボタン。録音するすべてのトラックに対して有効にする必要があります。詳細は、チュートリアル3：ボーカルおよび楽器の録音を参照してください。
	インプットモニターボタン。クリックすると、トラックのインプットがそのアウトプットから直接聞こえるようになります。詳細は、チュートリアル3：ボーカルおよび楽器の録音を参照してください。
	オートメーションの再生ボタン。オートメーションの再生のオンとオフを切り替える場合に使用します。
	オートメーションの記録ボタン。有効にすると、調整可能なトラックパラメーターの変更が再生時に録音されます。詳細は、チュートリアル7：ミキシングおよびエフェクトの設定を参照してください。
	フリーズボタン。クリックすると、シンセまたはインストゥルメントトラックが一時的にオーディオトラックに変換され、CPU使用量を抑えることができます。

アウトプット欄が表示されるように、トラック表示を拡げます。アウトプット欄にある小さな矢印をクリックし、使用する出力ポートを選択します。上部のリストは、トラックのインプットの選択に使用します。下部のリストは、トラックのアウトプットの選択に使用します。アウトプットリストの小さな下向き矢印をクリックすると、使用可能なアウトプットがすべて表示されます。

 

メモ：オプションは、上の図とは異なる場合があります。サウンドカードまたはオーディオデバイスに対応するアウトプットを選択してください。

次に、プロジェクト内のすべてのトラックに対して上記の手順を繰り返します。

ヒント：複数のアウトプットを同時に変更する必要がある場合は、トラックを選択し、Ctrlキーを押したまま選択したトラックのアウトプットの設定を変更します。トラックのアウトプットコントロールをクリックして、同じアウトプットの割り当てを選択して、選択したすべてのトラックのオーディオアウトプットおよびMIDIアウトプットを変更できるダイアログを表示することもできます。

 

関連項目：

プロジェクトの再生