キーバインド

キーバインド機能を使って、SONARのコマンドをMIDIキーボードまたはコンピュータのキーボード上のキーに関連付けることができます。特定の機能に素早く効率的にアクセスするのに便利です。

さらにSONARでは、

一般的なDAWアプリケーションのキーバインドをエミュレートできます（キーバインドのインポートを参照）。

キーバインドの情報をファイルとしてエクスポートすることができます（キーバインドのエクスポートを参照）。

コンピュータのキーボードのあらゆるキーを使用可能。（数字キーとテンキーは別のキーと見なします）。

メニューのショートカットを含む、ほとんどのキーボードショートカットを再バインド可能。

メモ：Spaceキーは、どのウィンドウが開いている状態でも、再生/停止をコントロールできます。プラグインのプロパティページが開いていても、Spaceキーで再生/停止させることができます。

Ctrlキー、Altキー、Shiftキーと組み合わせたバインドも可能です。既にバインド済みのキーは、環境設定ダイアログ（編集 > 環境設定 > カスタマイズ > キーボードショートカット）のキー欄に太字で表示され、バインドされている機能がダイアログ下部に表示されます。

MIDIキーボード上のすべての鍵に機能をバインドするよりも、別途シフトキーを定義する方が、キーバインドの機能をより簡単に利用できます。たとえば、キーボードのC0の鍵をシフトキーとして定義し、他のいくつかの鍵を特定のコマンド（たとえば、C4をプロセス > クォンタイズ、C5をプロセス > グルーブクォンタイズなど）にバインドします。こうすると、C4の鍵のみを押した場合は、通常のノートとして再生され、C0（シフトキー）とC4を同時に押すと、プロセス > クォンタイズを選択したときと同じように動作します。

シフトキーを定義する際に選択できるオプションが2つあります。

MIDIキー（通常、MIDIキーボードの最低音または最高音の鍵）

コントロールサーフェスでコントロールするトラックまたはバスを変更する

MIDIキーをシフトキーとして用いた場合、その鍵はノートとしての役割は果たせなくなります。よって、この鍵を押してもノートは無視され、キーバインドの設定が優先されます。これによって問題が生じる場合は、一時的にMIDI“Shift”オプションを変更することができます。

キーバインド機能を使ったコマンドの実行は、メニューにおいてそのコマンドが有効になっているときのみ可能です。たとえば、ファイル > 保存コマンドは、開いているプロジェクトがない場合は使えません。CtrlキーとF2キーの組み合わせをファイル > 保存コマンドにバインドした場合、開いているプロジェクトがない場合はこれらのキーを押しても何も起こりません。

コンピュータのキーボードとMIDIキーボードのキーバインドは、同時に使用できます。

ヒント：コントロールバーのカスタムモジュールでは、最大9個のキーバインドをボタンに割り当てることができます。詳細については、カスタムモジュールを参照してください。

コンピュータのキーボードのキーバインドを定義する

1.	編集 > 環境設定 > キーボードショートカットを選択します（環境設定で詳細設定オプションが選択されていることを確認します）。

2.	キーの種類で、コンピュータを選択します。

3.	キーを探すを押してから、バインドするキーを押して、バインドの定義を開始します。

4.	バインドするキーが反転表示されます。テンキー部の数字キーの場合、Num nと表示されます。既に機能にバインドされている場合、キー欄の文字は太字で表示され、バインドされている機能がダイアログボックスの設定先の下に表示されますが、バインドを変更することもできます。デフォルトのキーバインドはすべて変更可能です。

5.	バインド対象を選択します。

6.	機能の欄で、バインドする機能をクリックして指定します。

7.	バインドボタンをクリックすると、キーと機能がバインドされます。

キーの横にアスタリスク（*）が表示され、キーとコマンドが黒い線で結ばれて、そのキーがコマンドに割り当てられたことを示します。

8.	各キーについて、手順3～7を繰り返します。

9.	設定したキーバインドをデフォルト設定にするときは、次の起動時もこの設定を使用にチェックを入れます。

10.	完了したらOKをクリックします。

MIDIキーとSONARの機能がバインドされました。

MIDIキーボードのキーバインドを定義する

1.	編集 > 環境設定 > キーボードショートカットを選択します。

2.	キーの種類で、MIDIを選択します。

3.	使用可チェックボックスをオンにして、MIDIのキーバインドを使用できるようにします。

4.	シフトキーを割り当てていない場合は、次のいずれかを行って割り当てます。

MIDI “Shift”オプションでキーを選択して、使用したいキーを入力します。

MIDI “Shift”オプションでコントローラを選択して、使用したいコントローラをリストから選択します。

5.	キーのリストで、バインドするキーをクリックして反転表示にします。いずれかのキーをクリックした後、MIDIキーボードのバインドするキーを押しても、キーを反転表示にすることができます。

6.	バインド対象を選択し、機能の欄で、バインドする機能をクリックして指定します。

7.	バインドボタンをクリックすると、キーと機能がバインドされます。

キーの横にアスタリスク（*）が表示され、キーとコマンドが黒い線で結ばれて、そのキーがコマンドに割り当てられたことを示します。

8.	各キーについて、手順5～7を繰り返します。

9.	設定したキーバインドをデフォルト設定にするときは、次の起動時もこの設定を使用にチェックを入れます。

10.	完了したらOKをクリックします。

MIDIキーとSONARの機能がバインドされました。

MIDIキーのバインドを無効にするときは、キーバインドダイアログの使用可チェックボックスをオフにします。

キーバインドを検索する

1.	編集 > 環境設定 > カスタマイズ > キーボードショートカットを選択します。

2.	検索ボックスに、検索するテキストを入力します。

検索ボックスで指定されたテキストが含まれているキーバインドのみが一覧表示されます。

デフォルトのキーボードショートカットの一覧については、キーボードショートカットを参照してください。

 

関連項目：

キーバインドのインポート

キーバインドのエクスポート

キーボード編集機能の強化

キーボードショートカット