プラグインシンセによる再生

プラグインシンセを使って演奏するには以下の方法があります。

録音済みのMIDIデータをプラグインシンセで演奏させる。

メモ：録音済みのMIDIデータを再生させるときは、WDMドライバ、ASIOドライバによるパフォーマンスの向上はありません。

MIDIコントローラやMIDIキーボードを使ってプラグインシンセをリアルタイムに演奏する。このときは、プラグインシンセの発音遅れを改善するために、お使いのオーディオデバイスに対応したWDMドライバまたはASIOドライバを使用してください。またミキシングレイテンシ（遅延時間）を可能な限り小さく（10 msec未満に）したほうが良いでしょう。この値は、編集 > 環境設定 > オーディオ > デバイスの設定のバッファサイズスライダーで調節できます。

DXi2に対応したDXiシンセでは、DXiシンセからMIDIトラックにMIDIメッセージを送信することができるタイプもあります。鍵盤のインターフェースを持っていれば、画面をクリックして音を鳴らすこともできます。

詳細については、プラグインシンセのMIDI出力を録音するを参照してください。

録音済みのMIDIデータをプラグインシンセで再生する

1.	プロジェクトにプラグインシンセを挿入します。

2.	MIDIトラックの出力先をプラグインシンセに設定し、MIDIチャンネルを指定します。

3.	プラグインシンセのプロパティページを開きます（プラグインシンセのプロパティページを開くを参照）。

4.	プラグインシンセのパッチ、エフェクトなどを設定します。

5.	必要であればプラグインシンセのセッティングをプリセットとして保存しておきます。

6.	MIDIトラックにMIDIデータを入力します。

再生すると、オーディオデバイスからプラグインシンセの音が聴こえてきます。音が聴こえないときはMIDIトラックのバンク、パッチ、ボリューム、ミュート、出力先や、オーディオトラック、バスのボリューム、ミュート、または再生機器のボリュームを確認してみてください。

プラグインシンセの出力先となっているトラックでプラグインエフェクトを使用することができます。また、プラグインシンセにMIDIメッセージを送信しているトラックでMIDI FXを使用することもできます。

MIDIコントローラやMIDIキーボードを使ってプラグインシンセをリアルタイムに演奏する

1.	MIDIキーボードのローカルコントロールをオフにします。

2.	コントロールバーのトランスポートモジュールのオーディオエンジンの開始/停止ボタン が有効になっていることを確認してください。

3.	プロジェクトにプラグインシンセを挿入します（手順はプラグインシンセを使うを参照）。

メモ：使用されていないバスにプラグインシンセを割り当てるとプラグインシンセを鳴らすことができません。必ず、データを送信するオーディオトラックがあるバスを使います。

4.	MIDIトラックの出力先をプラグインシンセに設定し、MIDIチャンネルを指定します。

5.	プラグインシンセのプロパティページを開きます（プラグインシンセのプロパティページを開くを参照）。

メモ：MIDIトラックの出力先がプラグインシンセになっている場合、アウトプット欄をダブルクリックすると、シンセサイザーのプロパティページを開くことができます。

6.	プラグインシンセのパッチ、エフェクトなどを設定します。

7.	必要であればプラグインシンセのセッティングをプリセットとして保存しておきます。

8.	MIDIトラックがカレントトラックになっていることを確認して、MIDIキーボードを演奏します。

MIDIキーボードを弾くと、オーディオデバイスからプラグインシンセの音が聴こえてきます。音が聴こえないときは、MIDIトラックのバンク、パッチ、ボリューム、ミュート、入力、出力や、オーディオトラック、バスのボリューム、ミュート、または再生機器のボリュームを確認してください。

トラック、バスからプラグインシンセを削除する

トラックやバスのFXラックにプラグインシンセを挿入している場合、FXラックに表示されているプラグインシンセを右クリックし、表示されたメニューから削除を実行します。

プラグインシンセからのオーディオを受信しているトラックのインプットをプラグインシンセ以外に変更します。トラックのインプットをプラグインシンセ以外に変更すると、通常のオーディオトラックになります。

プロジェクトからプラグインシンセを削除する

トラックやバスのFXラックにプラグインシンセを挿入している場合、FXラックに表示されているプラグインシンセを右クリックし、表示されたメニューから削除を実行します。

プラグインシンセをシンセラックや挿入コマンドで挿入した場合、シンセラックで削除するプラグインシンセをクリックして選択してから、削除ボタンをクリックします。シンセラックからプラグインシンセが削除され、シンセトラックのインプット、MIDIトラックのアウトプットは自動的に別のデバイスにアサインされます。

メモ：ReWireインストゥルメントを削除するときは、あらかじめReWireインストゥルメントを終了しておいてください。

関連項目：

スタンドアロン型ソフトウェアシンセサイザーによる再生

プラグインシンセをオーディオに変換する

スタンドアロン型ソフトウェアシンセサイザーの録音