トラブルシューティング

SONARがシステムエクスクルーシブ・メッセージを受信しない

編集｜環境設定｜MIDI｜デバイスの選択で、適切なMIDIインプットが選択されていることを確認します。

ファイルを開いたときにシステムエクスクルーシブのバンク名が表示されない

システムエクスクルーシブのバンク名は、Cakewalkプロジェクト・ファイル（.cwp）またはCakewalkバンドル・ファイル（.cwb）に保存され、スタンダードMIDIファイル（.MID）ファイルには保存されません。

使っている機器のダンプリクエストマクロが入っていない

お使いの機器のダンプ・リクエスト・マクロがない場合、＜インストゥルメント側でダンプ開始＞を選ぶと、機器からシステムエクスクルーシブのダンプ・データが読み込まれます。バイト受信のカウントが止まったら実行をクリックしてください。これで、現在選択しているバンクに、受信したシステムエクスクルーシブ・データが保管されます。

リストに含まれていないインストゥルメントにDRMを追加することもできます。追加の詳細は、ダンプ・リクエスト・マクロの詳細を参照してください。

使っている機器でMIDIデータエラーが発生する

音源によっては、システムエクスクルーシブ・データを受信しようとするとデータ・エラーを起こすものがあります。これは、一般に、SONARのデータを送信するスピードが速すぎて、音源がついていけないためです。この場合は、TTSSEQ.INIのSysxSendPacketSize=numberの設定を使って、SONARのシステムエクスクルーシブデータの送信スピードを落としてください。Sysxに関する初期化ファイルの設定を参照してください。

まず64を指定してみてください。それでも問題が解決しない場合は、さらに小さな数値を指定してください。64で解決した場合は、エラーが発生するまで、さらに大きな数値を設定していってください。エラーの発生しない範囲の最大値を設定すると、その音源が追従できる範囲で最高の送信速度を選択したことになります。

使っている機器がシステムエクスクルーシブを受信しない

お使いの機器がシステムエクスクルーシブ・データを受信するように設定されているかを確認してください。さらに、Sysxビューで、出力デバイスが正しく設定されているかを確認してください。また、システムエクスクルーシブ・メッセージ自身が接続した機器を指定しているかを確認してください。違うメーカーやモデルのシステムエクスクルーシブ・メッセージは認識できません。

最後に、TTSseq.iniファイルのパラメーターを変更してみてください。Sysxに関する初期化ファイルの設定を参照してください。

システムエクスクルーシブ受信時のタイミング要求

MIDI機器の中には、システムエクスクルーシブ受信時に特別なタイミングを要求するものがあります。お使いの機器でSONARからのシステムエクスクルーシブ受信に問題がある場合は、間隔を少しあけるようにして、その機器が受信する情報を認識できるようにする必要があるかもしれません。

TTSSEQ.INIファイルのSysxDelayAfterF7=nとSysxSendDelayMsecs=nで、システムエクスクルーシブ送信のタイミングをコントロールできます。nを1にすると、送信間隔をあけるようになります。SysxSendDelayMsecs=nは、送信間隔をミリ秒単位で指定します。

Ensoniq製の機器

多くのEnsoniqの機器に対してシステムエクスクルーシブ・メッセージを送る際は、TTSSEQ.INIファイルの[Options]セクションに次の3行を追加する必要があります。

SysxDelayAfterF7=1 （送信間隔をあけます）

SysxSendDelayMsecs=200 （送信間隔を200ミリ秒に設定します）

SysxSendPacketSize=65535 （パケットサイズを64kバイトにします）

 

関連項目：

システムエクスクルーシブについて

Sysxビューを使う

再生中にSysxバンクを送信する

システムエクスクルーシブのリアルタイム録音

システムエクスクルーシブをThruさせる

Sysxに関する初期化ファイルの設定

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