このセクションでは、MelodyneをSONARで使用する方法について説明します。Melodyneのすべての機能の使用についてのチュートリアルおよび詳細は、Melodyneの付属ドキュメント(Melodyneでヘルプ >マニュアルを選択するか、http://helpcenter.celemony.comにアクセスする)を参照してください。
1. Melodyneで処理するオーディオ範囲またはクリップを選択します。タイムライン上の範囲を選択するには、スマートツール または選択ツール を使用して、クリップの下半分をドラッグします。クリップを選択するだけでクリップ全体を選択できます。詳細については、クリップの選択を参照してください。
2. 次のいずれかを実行します。
Region FXのインターフェースを開くには、次のいずれかを実行します。
Region FXクリップを右クリックして、Region FX > Melodyne > エディターを起動を選択します。Melodyne Region FXクリップを作成すると、Melodyneはオーディオデータを解析して、オーディオの表示や再生に使用するための最適なアルゴリズムを判別します。このアルゴリズムは、アルゴリズムメニューからいつでも変更できます。自分が希望する編集に合った方法でオーディオが解釈されない場合に、アルゴリズムを変更する必要があるかもしれません。選択可能なアルゴリズムは以下のとおりです。
メロディック:モノフォニックのメロディー素材に使用します(どの瞬間でも再生されるのは1つのノートのみです)。最適な結果を得るには、リバーブがかかっていないドライなオーディオソースを使用してください。
パーカッシブ:リズミック、アトモスフィーやノイズベースの素材、Melodyneが素材内で明確なピッチを検出できないような素材に使用します。
和音(Melodyne Editorのみ):一種類の楽器の和音の素材に使用します。Melodyne Assistantおよびessentialでは、和音の素材はパーカッシブアルゴリズムに割り当てられています。
メモ:和音の編集は、特許技術であるDNA(Direct Note Access)テクノロジを搭載するMelodyne Editorでのみ利用可能です。Melodyne Assistantおよびessentialでは、アルゴリズムメニュー内にポリフォニックアルゴリズムが存在しますが、使用できません。これは、Melodyne Editorで作成されたり、和音素材を含むプロジェクトを開いたり、再生までは行えるためです。このような場合、Melodyneは自動的にポリフォニックアルゴリズムを選択します。しかし、Melodyne AssistantおよびMelodyne essentialでは、和音の素材を編集したり、ポリフォニックアルゴリズムを手動で選択したりすることはできません。
メインツール:個別のノートを細かくチューニングする場合にメインツール を使用します。詳細については、メインツールを使用してピッチやタイミングを変更するを参照してください。
SONARのクリップと同様、Melodyneの各ノート(つまり「blob」)には、クリックすることでblobを変更できるいくつかのホットスポットが存在します。これらのホットスポットを表示するには、Melodyneで表示 > blob情報を表示を選択します。これで、blobを指示したときに、さまざまなホットスポットを識別する細い線が表示されるようになります。各blobには、前、中央、後、および上のホットスポットがあります。マウスポインタは各ホットスポットの機能を表示します。
表 192. Melodyne blob上でのメインツールの使用
表 193. Melodyneのキーボードショートカット
4. ピッチを補正ボタンをクリックしてマクロコントロールを開きます。
5. ピッチセンターを補正スライダーを調整して、0%(修正しない)から100%の修正範囲を、選択したノートのピッチセンターに適用します。
メモ:デフォルトで、ノートは最も近くの半音に移動します。検出されたスケールにスナップするには、<スケール名>にスナップチェックボックスを選択します。有効になっている場合、スケール外のノートはすべて無視されます。
6. ピッチドリフトを補正スライダーを調整して、選択したノートが示すピッチドリフトの量を徐々に減らします。
メモ:マクロコントロールを使用してノートを調整する場合、Melodyneは、メインツール を使用して手動で編集したノートをすべて無視します。これらのノートも編集したい場合は、手動で編集したノートを含めるチェックボックスを選択します。
7. 調整が満足いく結果だった場合はOKをクリックします。Melodyne Editorの使用についての詳細は、Melodyneのヘルプメニューを参照してください。
3.
5. タイムをクオンタイズボタンをクリックしてマクロコントロールを開きます。
6. グルーヴ単位を選択で、時間の修正を決定するノートのデュレーションを選択します。
7. 強さスライダーを調整して、0%(修正しない)から100%の修正範囲を適用し、正確にその拍で終わるようにします。
メモ:マクロコントロールを使用してノートを調整する場合、Melodyneは、メインツール を使用して手動で編集したノートをすべて無視します。これらのノートも編集したい場合は、手動で編集したノートを含めるチェックボックスを選択します。
8. 調整が満足いく結果だった場合はOKをクリックします。Melodyne Editorの使用についての詳細は、Melodyneのヘルプメニューを参照してください。
1. ピッチルーラーの上の小さな矢印ボタンをクリックして、ポップアップメニューの音階とマスターチューニングを選択します。ピッチルーラーに新しい2つの列が現れます。最初の(狭い)列ではマスターチューニングを調整し、2番目の(広い)列はスケールルーラーを表示します。次のいずれかを実行します。
Melodyne Region FXクリップを選択して、トラックビューメニューでRegion FX > Melodyne > ホストのテンポに従うを選択します。
Melodyne Region FXクリップを右クリックして、ポップアップメニューでRegion FX > Melodyne > ホストのテンポに従うを選択します。
メモ:ホストのテンポに従うオプションを有効にしている場合、Melodyne Region FXクリップをスリップストレッチすることはできません。Melodyne Editorの使用についての詳細は、Melodyneのヘルプメニューを参照してください。次のいずれかを実行します。
Melodyne Region FXクリップを選択して、トラックビューメニューでRegion FX > Melodyne > MIDIイベントをコピーを選択します。その後、データをMIDIトラックまたはインストゥルメントトラックに貼り付けることができます。
Melodyne Region FXクリップを右クリックして、ポップアップメニューでRegion FX > Melodyne > MIDIイベントをコピーを選択します。その後、データをMIDIトラックまたはインストゥルメントトラックに貼り付けることができます。
オーディオトラックから拍情報を抽出し、SONARでテンポマップを作成する場合にMIDIノートをガイドドラックとして使用します (プロセス >タップトラックにフィット)。
次のいずれかを実行します。次のいずれかを実行します。
A: 現在タイム B: ループ始点タイム(ドラッグして調整) C: ループ区間(ドラッグして移動、Melodyneでダブルクリックしてループを有効/無効にする) D: ループ終点(ドラッグして調整) E: SONARタイムルーラ F: Melodyneのタイムルーラ(クリックして現在タイムを変更、上半分をダブルクリックして再生を開始/停止) G: 背景の何もない部分をダブルクリックして再生を開始/停止する
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