ProChannelのモジュールとコントロール

ProChannelは、たたんだ状態または展開した状態で、インスペクタおよびコンソールビューに表示できます。たたまれているときは、使用可能なすべてのコントロールのサブセットのみが表示されます。

メモ：インスペクタでProChannelを展開すると、インスペクタの幅いっぱいにProChannelが表示されます。コンソールビューでProChannelを展開すると、ProChannelはチャンネルストリップの右側まで表示されます。

図418. ProChannelは、たたんだ状態または展開した状態で、インスペクタおよびコンソールビューに表示できます

ProChannelのコントロール（たたんだ状態）

図419. ProChannelのコントロール（たたんだ状態）

A： プリ/ポスト B： グローバル入力メーター C： ProChannelの折りたたむ/展開する D： プリセット 
E： グローバル有効/無効 F： QuadCurveイコライザーグラフ

初期設定では、ProChannelはたたまれた状態で、使用可能なすべてのコントロールのサブセットのみが表示されます。ProChannelがたたまれている場合、以下のコントロールが表示されます。

折りたたむ/展開する ：ProChannelモジュールを展開して表示するか、または折りたたんで表示します。

プリセット：選択したプリセットの名前を表示します。プリセットコントロールの上にマウスを動かすと、プリセットの読み込みコントロール とプリセットを保存 コントロールにアクセスできます。詳細については、プリセットを参照してください。

Pre/Post ：ProChannelの信号をチャンネルのFXラックの前（Pre）にルーティングするか、FXラックの後（Post）にルーティングするかを指定します。

グローバル入力メーター：何らかのモジュールがオーディオを処理している場合に表示されるモニターインジケーター。

グローバル有効/無効：有効な場合、オーディオ信号は、ProChannel経由で流れます。無効な場合、ProChannelはバイパスされます。

QuadCurveイコライザーグラフ：イコライゼーションカーブを表示します。

ProChannelのコントロール（展開された状態）

図420. ProChannelのコントロール（展開された状態）

A： 選択したトラック B： 選択したトラックの展開されたProChannel  C： プリセット D： コンプレッサー 
E： イコライザー F： Tube Saturation

ProChannelを展開した場合、以下のコントロールが表示されます。

折りたたむ ：ProChannelモジュールをたたんで表示します。

プリセット：選択したプリセットの名前を表示します。詳細については、プリセットを参照してください。

モジュールを挿入（インスペクタのみ）：ポップアップメニューから新しいモジュールを挿入できます。詳細については、モジュールを置き換えるを参照してください。

グリッパー：モジュールを並べ替えるには上方向または下方向にドラッグします。

アイコン：各モジュールカテゴリには固有のアイコンがあります。詳細については、モジュールカテゴリを参照してください。

名前：モジュール名。

クリッピングLED：モジュールへの入力信号がクリッピングされているかどうかを示します。ProChannel信号チェイン内でひずみが生じている場合、クリッピングLEDによってどこのモジュールでクリッピングが生じているかを特定することができます。

有効/無効：モジュールを有効/無効にします。

最小化/元に戻す：モジュールを折りたたんだり、元の高さに戻したりします。Ctrlキーを押しながらクリックすると、選択されているすべてのトラックで同じモジュールが折りたたまれたり、元に戻ったりします。Altキーを押しながらクリックすると、トラックのすべでのモジュールが折りたたまれたり、元に戻ったりします。

図421. モジュールヘッダーのコントロール

A： グリッパー B： アイコン C： 名前 D： クリッピングLED E： バイパス F： 最小化/元に戻す

プリセット

ProChannelには、すぐに使えるプリセットが用意されています。ただし、どのオーディオにもその持ち味があるものです。ProChannelの真の力と魅力は、さまざまなコントロールを試して、作業対象のオーディオに最適な設定を見つけられるところにあります。

ProChannelのプリセットはディスクに*.pcpファイル形式で保存されています。初期設定では、プリセットは<SONARのプログラムフォルダ>¥ ProChannel presetsフォルダに保管されています。デフォルトのプリセットを変更するには、編集 > 環境設定 > ファイル > 保存フォルダの指定を選択します。

図422. お気に入りの設定をプリセットとして保存し呼び出す

A： 現在のプリセット B： プリセットの読み込み C： プリセットを保存

プリセット一覧：選択したプリセットの名前を表示します。一覧から既存のプリセットを選択します。

プリセット：選択したプリセットの名前を表示します。

プリセットの読み込み ：デフォルトのプリセットディレクトリにファイルを開くダイアログを表示します。プリセットを選択して読み込みをクリックすると、プリセットを読み込みます。

プリセットを保存 ：デフォルトのプリセットディレクトリに名前を付けて保存ダイアログを表示します。現在のProChannelを新しいプリセットとして保存するには、プリセット名を入力して、保存をクリックします。既存のプリセットを上書きするには、既存のプリセットと同じプリセット名を入力します。

メモ1：インスペクタおよびたたまれたコンソールビューのストリップにプリセットの読み込みボタンおよびプリセットを保存ボタンを表示するには、プリセットコントロールの上にマウスを動かします。

メモ2：プリセットが、足りないプラグインを参照している場合、モジュールヘッダーのみが読み込まれ、モジュールはたたまれます。モジュールが展開されている場合、モジュールは空になり、プラグインがないことが示されます。

 

関連項目：

プリセットを使用する

モジュールカテゴリ

モジュールは、モジュールを挿入ポップアップメニューでカテゴリ別に分類されています。各モジュールにはカテゴリアイコンが表示されます。次のカテゴリがあります。

表 187. ProChannelモジュールカテゴリ 

カテゴリ	モジュールアイコン	プロセッサの種類
フリケンシー		EQ、ピッチシフトなど。
ダイナミクス		コンプレッサー、ゲート、エクスパンダーなど。
シミュレーション		テープサチュレーションなど。
ディストーション		ディストーション、ドライブなど。
タイム		ディレイ、リバーブなど。
モジュレーション		コーラス、フランジャー、フェイザー、ビブラート、トレモロなど。
イメージング		ステレオスプレッドなど。
アナライザー		スペクトラムアナライザーなど

 

メモ：利用可能なカテゴリ数はインストールしたモジュールによって異なります。デフォルトでは、SONARには、イコライザー、コンプレッサー、ゲート、Tube Saturationの各モジュールが含まれるので、周波数、ダイナミクス、シミュレーションの各カテゴリが表示されます。

 

関連項目：

ProChannel（PlatinumおよびProfessionalのみ）

ProChannelの使用

PC76 U-Type Channelコンプレッサーモジュール（Platinumのみ）

PC4K S-Typeバスコンプレッサーモジュール（Platinumのみ）

QuadCurveイコライザーモジュール

Tube Saturationモジュール（Platinumのみ）

Softube Saturation Knob

Console Emulatorモジュール（Platinumのみ）

FX Chainモジュール

Tape Emulatorモジュール（Platinumのみ）

REmatrix Solo convolution reverb

Bark of Dog

Panipulator

GRIT（サチュレーション）モジュール

MAX（ボリュームマキシマイザー）モジュール

SPACE（リバーブ/アンビエンス）モジュール