外部DV機器にビデオを表示する

ビデオプロジェクトを外部のFireWire DVデバイスに表示させることができます。

メモ1：ビデオプロジェクトを外部のFireWire DVデバイスに表示できるのは、SONARのDirectShowビデオエンジンを使用している場合のみです。デフォルトのMedia Foundationエンジンはこの機能をサポートしていません。

メモ2：動画ファイルがDV AVI形式である場合、この機能を使用することによりコンピュータのCPUの負荷は軽減されます。DV AVIでない場合、SONARのビデオビューに映して再生する場合と比べて、CPUの負荷が著しく上がります。

デフォルトのビデオエンジンを指定する

ビデオファイルをインポートするとき、SONARはまずデフォルトのMedia Foundationビデオエンジンの使用を試みます。ビデオ形式がサポートされていない場合は、SONARは以前のDirectShowビデオエンジンの使用を試みます。

デフォルトのビデオエンジンを指定する：

1.	編集 > 環境設定 > オーディオ > 設定ファイルを選択します。

2.	構成設定の設定ファイルの編集をクリックします。

Aud.iniファイルがWindowsのデフォルトのテキストエディタで開きます。

3.	Aud.iniで、新しい[Video]セクションを作成し、VideoEngineという名前の新規エントリを追加して、その値を0に設定します。たとえば、次のように設定します。

[Video]

VideoEngine=0

有効な値は次のようになります。

0 = DirectShowエンジン

1 = Media Foundationエンジン（デフォルト）

4.	Aud.iniファイルを保存し、Windowsのテキストエディタを閉じます。

5.	変更の適用をクリックして、最新のオーディオ構成設定をAud.iniから再び読み込みます。

 

ヒント：現在どのビデオエンジンが使用されているかを確認するには、ビデオビューまたはビデオサムネイルで右クリックして、ポップアップメニューのビデオのプロパティを選択し、情報タブをクリックします。

ビデオプロジェクトをDV AVI形式に変換する

1.	ファイル > エクスポート > ビデオコマンドを実行します。

ビデオのエクスポートダイアログが表示されます。

2.	ファイル名を入力します。

3.	ファイルの種類で、AVIファイルを指定します。

4.	エンコードオプションをクリックして、AVIエンコーダオプションダイアログを開き、ビデオコーデックでDV Video Encoderを選択します。OKをクリックします。

5.	オーディオミックスダウンオプションボタンをクリックして、ミックスダウンの設定をします。DV形式のビデオファイルでは以下のように指定します。

チャンネルフォーマット：ステレオ

サンプルレート：48000

ビット数：16

6.	保存をクリックすると、エクスポートがはじまります。

エクスポートされたら、再度プロジェクトにインポートします（ビデオのインポートと再生の方法を参照）。プロジェクトを最終的にDVにエクスポートする場合は、オーディオのフォーマットを48000Hz/16ビットにすることをおすすめします。

動画を外部DV機器に表示する

1.	コンピュータにDV機器を接続します。接続が完了したことを示すメッセージが出るまでお待ちください。

2.	SONARを起動し、ビデオファイルをインポートします。

3.	SONARのビデオビュー（表示 > ビデオコマンドを実行）を右クリックし、表示されたメニューから外部DV出力 > （<機器名>）を選択します。

4.	プロジェクトを再生します。

外部DV機器のディスプレイに動画が表示されます。ビデオビューのキーボードショートカットを使用するときは、ビデオビューを表示させたままにしておいてください。

ビデオビューでは、フレーム単位で現在タイムを変えるキーボードショートカットが使用できます。+/－キー、および左矢印（←）/右矢印（→）キーを押すと、ビデオが1フレーム前後に移動します。Ctrl+左右カーソルキー、Ctrl+ +/－キー、［キー、］キーで、5フレーム単位の移動ができます。

動画が表示されない、オーディオと同期しないなどの問題がある場合は外部DV機器のビデオ表示とオーディオの同期を参照してください。