トランスポート/マーカー/パンチ/ループモジュールを使用する

コントロールバーには、再生を操作する強力なコントロールを備えたさまざまなモジュールが用意されています。コントロールバーを表示するには、表示メニューをクリックし、コントロールバーを選択するか、またはCキーを押します。

プロジェクトを再生するうえで重要になるコントロールバーモジュールは、トランスポート、マーカー、パンチ、およびループモジュールです。すべてのコントロールバーモジュールの詳細については、コントロールバーの概要を参照してください。

トランスポートモジュール

A：巻き戻し  B：停止  C：再生  D：一時停止  E：早送り  F：録音  G：ドロップアウトインジケーター  H：現在タイム（このスペースはプログレスバーや「クロック待機中」メッセージの表示にも使用されます）  I：ゼロに戻る（RTZ）  J：ポジション  K：プロジェクトの終わりにジャンプ  L：オーディオエンジンのオン/オフ  M：リセット  N：サンプルレートとビット数  O：テンポ  P：拍子  Q：録音時のメトロノーム  R：再生時のメトロノーム  S：クリックすると、メトロノームの設定が開く

マーカーモジュールを使用する

マーカーモジュールでは、マーカーに従ってナビゲーションしたり、新しいマーカーを挿入することができます。プロジェクトの重要なマイルストーンにマーカーを挿入しておけば、プロジェクト全体を簡単にナビゲーションできます。

マーカーを挿入するには、次のいずれかを実行します。

マーカーモジュールにあるマーカーの挿入ボタン をクリックする。

プロジェクト・メニューをクリックし、マーカーの挿入を選択する。

マーカーを挿入する位置に現在タイムがなったときにMキーを押す。

Ctrlキーを押しながらタイムルーラの上半分をクリックする。

マーカー位置にジャンプするには、次のいずれかを実行します。

マーカーモジュールにある前のマーカー・ボタン または次のマーカー・ボタン をクリックする。

マーカーモジュールのマーカーリストをクリックし、ドロップダウン・メニューからマーカーを選択する。

Gキーを押してジャンプ・ダイアログを開き、F5キーを押してリストからマーカーを選択する。

マーカーモジュール

A：前のマーカーにジャンプ  B：次のマーカーにジャンプ  C：マーカー挿入  D：現在のマーカー

パンチおよびループ録音のオプションを設定する

1.	トランスポートモジュールの録音ボタン を右クリックして録音設定を開きます。

2.	新しく録音したデータによる既存のデータの処理方法を指定します。サウンドオンサウンドまたは上書きのいずれかを選択します。

3.	ループされたテイクを1つのトラックに保存するか、ループされたテイクを別のトラックに保存するかを選びます。

詳細については、ループ録音を参照してください。

パンチモジュールを使用する

パンチモジュール

A：オートパンチのオン/オフ  B：選択範囲をパンチ区間に設定  C：パンチインタイム  D：パンチアウトタイム

パンチモジュールには、次のコントロールがあります。

オートパンチのオン/オフ ：パンチ録音を有効/無効にします。パンチ録音のオン/オフを切り替えます。

選択範囲をパンチ区間に設定 ：選択範囲の始点をパンチインタイムに設定し、選択範囲の終点をパンチアウトタイムに設定します。

パンチインタイム：現在のパンチインタイムです。クリックして変更できます。

パンチアウトタイム：現在のパンチアウトタイムです。クリックして変更できます。

ヒント：数値タイムフィールドにフォーカスがある場合は、Gキーを押してマーカーポジションの一覧にアクセスできます。

パンチ録音を行います。

1.	パンチモジュールにあるオートパンチ・ボタン をクリックしてオートパンチを有効にします。

2.	オートパンチ区間を設定するには、次のいずれかを実行します。

タイムルーラをドラッグして時間の範囲を選択し、パンチモジュールにある選択範囲をパンチ区間に設定ボタン をクリックする。

パンチモジュールのパンチインタイムの欄をクリックして目的のパンチインの位置を指定し、パンチアウトタイムの欄をクリックしてパンチアウトの位置を指定する。

3.	現在タイムをパンチイン区間よりも先に設定して準備をします。

4.	トランスポートモジュールにある録音ボタンをクリックするか、Rキーを押します。

プロジェクトが再生され、選択されたトラックの入力したパンチインタイムで録音が始まります。パンチアウトタイムで録音が終わります。

トランスポートモジュールを使用する

トランスポートモジュールには、次のコントロールがあります。

巻き戻し：プロジェクトを少しずつ巻き戻します。

停止 ：再生を停止します。

再生 ：再生を開始/停止します。

一時停止 ：再生を一時停止/再開します。

早送り：プロジェクトを少しずつ早送りします。

録音 ：録音を開始します（録音待機中のトラックが最低1つ必要です）。右クリックすると、録音のグローバルオプションにアクセスできます。マウス・ボタンをクリックして少しの間押し続けると、録音を停止できます。

ステップ入力：ステップ入力ウィンドウを開きます。詳細については、ステップ入力を参照してください。

ゼロに戻る ：プロジェクトの始めに戻ります。

プログレスバー ：プロジェクトの進行状況を示します。ドラッグしてプロジェクト内の任意の箇所を参照できます。

プロジェクトの終りにジャンプ ：プロジェクトの終わりにジャンプします。

タイム表示： タイム表示セクションには、現在のプロジェクトに関する現在タイム、サンプルレート、ビット数、テンポ、拍子などの役立つ情報が表示されます。次のような情報が表示されます。

現在タイム：現在タイムは、プロジェクトでの現在の位置を示します。詳細については、現在タイムについてを参照してください。タイム表示をクリックすると、次のタイム形式間で表示が切り替わります。

■	小節：拍：ティック：小節：拍：ティック形式でタイム表示します。

■	時：分：秒：フレーム：時：分：秒：フレーム形式でタイム表示します。この形式はSMPTE時間とも呼ばれます。

■	ミリ秒：ミリ秒単位でタイム表示します。

■	サンプル：サンプル単位でタイム表示します。

現在のテンポ：現在タイムでの現在のテンポを示します。ダブルクリックすると、現在のテンポを変更できます。

現在の拍子：現在タイムでの1小節あたりの拍数と、1拍の長さを示します。クリックすると、拍子を変更できます。詳細については、拍子と調号の設定を参照してください。

メトロノーム録音のオン/オフ ：録音時にメトロノームの有効/無効を切り替えます。右クリックすると、メトロノームの設定にアクセスできます。

メトロノーム再生のオン/オフ ：再生時にメトロノームの有効/無効を切り替えます。右クリックすると、メトロノームの設定にアクセスできます。

メトロノームの設定 ：メトロノームアイコンをクリックすると、メトロノームの設定が開きます。

ループモジュールを使用する

ループモジュール

A：ループのオン/オフ  B：選択範囲をループ区間に設定  C：ループ始点タイム  D：ループ終点タイム

ループモジュールには、次のコントロールがあります。

ループのオン/オフ ：再生ループを有効/無効にします。

選択範囲をループ区間に設定 ：選択範囲の始点をループ始点タイムに設定し、選択範囲の終点をループ終点タイムに設定します。

ループ始点タイム：現在のループ始点タイムです。クリックして変更できます。

ループ終点タイム：現在のループ終点タイムです。クリックして変更できます。

ヒント：数値タイムフィールドにフォーカスがある場合は、Gキーを押してマーカーポジションの一覧にアクセスできます。

 

関連項目：

トラックごとに再生する