リモートコントロールの使い方

このセクションでは、MIDIコントローラの特定のつまみやスライダーを、指定したトラックの特定のパラメーターにアサインする方法を説明します。TASCAM US-428やCM Labs MotorMixのような、複数のフェーダーがあるコントロールサーフェスを使用する場合は、外部機器を参照してください。

MIDI機器を操作して、トラックビューとコンソールビューのコントローラ、つまみ、ボタン、スライダーなどを間接的にコントロールすることができます。これにより次のようなことができます。

キーボードを使って一時的にトラックをミュートする。

ピッチベンドレバーを使ってバスへのセンドレベルを動かす。

NRPNメッセージを使ってメインボリュームを設定する。

SONARがMIDI機器に送信するコントローラメッセージを抑制する。

MIDIコントローラからオートメーションを記録する。

リモートコントロールするコントローラにグループが設定されていると、同じグループのコントローラすべてがリモートコントロールされます。

コントローラを動かすのに使われるMIDIメッセージの種類は、リモートコントロールダイアログで選択します。設定可能なオプションは以下のとおりです。

表 179.  

設定	ボタンに対する効果	スライダーやつまみに対する効果
ノートオン	ノートオンを受信するとボタンの状態が切り替わる	ノートオンを受信すると交互に最大値、最小値になる
ノートオン/オフ	ノートオンあるいはノートオフを受信するとボタンの状態が切り替わる	ノートオンを受信すると最大値になり、ノートオフを受信すると最小値になる
コントローラ	n/a	値がコントローラの値に設定される
ピッチベンド	n/a	値がピッチベンドの値に設定される（本来の-8192～8191が0～127に割り当てられる）
RPN	n/a	値がRPNの値に設定される（本来の0～16383が0～127に割り当てられる）
NRPN	n/a	値がNRPNの値に設定される（本来の0～16383が0～127に割り当てられる）

つまみ、ボタン、フェーダーをリモートコントロールする

1.	コントローラ上で右クリックし、メニューからリモートコントロールを選択します。

2.	前述の表を参照して、リモートコントロールのタイプを選択します。

3.	設定可能な場合は、ノートナンバーあるいはコントローラナンバーを設定します。

4.	MIDIチャンネル欄で、MIDIコントローラが送信するMIDIチャンネルを指定します。

5.	OKをクリックします。

これによって、MIDI機器からコントローラを操作することができるようになります。録音しているトラックのトラックストリップにあるオートメーションの再生ボタンをクリックすると、外部コントローラのつまみまたはフェーダーの動きを記録することができます。

リモートコントロールを解除する

リモートコントロールが設定されているコントローラの上で右クリックし、表示されたメニューからリモートコントロールを無効を選択します。

SONARがMIDI機器に送信するコントローラメッセージを抑制する

MIDI機器に不要なコントローラデータを送信しているSONARのつまみやフェーダー上で右クリックし、メニューからパラメーターを無視を選択します。

 

関連項目：

ラーニング機能を使う