Track EQを使う

SONARにはデフォルトで各オーディオトラックにマルチバンドEQが装備されています。この EQ はコンソールビューとトラックインスペクタ内で操作することができます。EQ Plotの表示/非表示を切り替えることができます。また、EQプロパティを開いて、すべてのEQコントロールを操作できます。

SONAR ProfessionalおよびSONAR Platinumでは、このEQにProChannelからアクセスできます。
（詳細については、ProChannel（PlatinumおよびProfessionalのみ）を参照してください。）

SONAR Artistでは、このEQにミックスストリップからアクセスできます。

（詳細については、ミックスストリップ（ArtistおよびHome Studioのみ）を参照してください。）

ProChannel（またはミックスストリップ）モジュールでは、トラックごとにイコライゼーションカーブを調節できます。

図398. QuadCurve イコライザーモジュール (Platinum および Professional のみ)

A：クリッピングLED  B：QuadCurveイコライザー有効/無効  C：スタイル（Hybrid、Pure、E-Type、G-Type）  
D：グラフ  E：バンド有効/無効（低域、中低域、中高域、高域）  F：中心周波数  G：Q  H：レベル  
I：ハイバンドフィルタータイプ  J：カットオフ周波数（ローパス）  K：ローバンドフィルタータイプ  
L：カットオフ周波数（ハイパス）  M：ハイパスフィルター有効/無効  N：ハイパスフィルタースロープ（Q）  
O：グロス有効/無効  P：ローパスフィルタースロープ（Q）  Q：ローパスフィルター有効/無効 

図399. Curve EQ モジュール (Artist のみ)

A：クリッピングLED  B：カーブEQ有効/無効  C：グラフ  D：バンド有効/無効（低域、中低域、中高域、高域）  

使用方法は次のとおりです:

すべてのオーディオトラックでEQを表示または非表示にする

SONAR ProfessionalおよびSONAR Platinum：

コンソールビューのモジュールメニューをクリックして、ProChannelを選択します。

トラックインスペクタでDisplayメニューをクリックして、ProChannelを選択します。

SONAR Artist：

コンソールビューのモジュールメニューをクリックして、MixStripを選択します。

トラックインスペクタでDisplayメニューをクリックして、MixStripを選択します。

トラックまたはバスのEQのオンとオフを切り替える

ProChannel（ProfessionalおよびPlatinum）またはミックスストリップ（Artist）で、EQモジュールの有効/無効ボタン をクリックします。

EQを設定する

SONAR ProfessionalおよびSONAR Platinum：

インスペクタでProChannel QuadCurve EQの表示/非表示を切り替えるには、インスペクタ表示部の上部にあるProChボタンをクリックするか、Ctrl+Iを押します。QuadCurve イコライザーの使用の詳細については、QuadCurveイコライザーモジュールを参照してください。

SONAR Artist：

インスペクタでミックスストリップカーブEQの表示/非表示を切り替えるには、インスペクタ表示部の上部にあるMixStripボタンをクリックするか、Ctrl+Iを押します。カーブEQの使用の詳細については、Curve EQモジュールを参照してください。

Plot分解能を変える

EQ Plotを右クリックして、ポップアップメニューから目的のPlot分解能を選択します。

EQ設定をコピーする

この操作を行うには、Ctrlキーを押している状態で、ソースのEQ Plotをクリックし、ターゲットのEQ Plotまでドラッグしたら、マウスのボタンとCtrlキーを離します。

EQの設定がソースのトラック/バスからターゲットのトラック/バスにコピーされます。ターゲットのEQが自動的に有効になります（有効になっていなかった場合）。

このコマンドは取り消すことができるので、すばやく簡単に前のEQ設定に戻すことができます。

A：Ctrlキーを押しながらソースEQグラフを左クリックします。 
B：Ctrlキーとマウスの左ボタンを押しながらターゲットEQグラフにドラッグし、マウスボタンから指を離します。 
C：ソースEQグラフがターゲットEQグラフにコピーされます。