ステレオバス

バスは、複数のオーディオトラックをミキシングしたり、ミックスにまとめてエフェクトをかけたりするのに便利です。各トラックのセンドレベルを調節すると、各トラックをそれぞれ違うバランスでミックスすることができます。バスは、他のバスまたはハードウェア出力へ出力されます。

バスでは次のようなコントロールができます。

表 171.  

目的	操作方法
オーディオデータをオーディオトラックからバスへ送信する	オーディオトラックで、バスに対応しているセンドボタンを押します。対応するセンドがないときは、オーディオトラックを右クリックし、ポップアップメニューからセンドの挿入を選択して、目的のバスを選択します。
バスから他のバスへ送信されるオーディオデータを設定する	バスで、送信先の他のバスに対応しているセンドレベル/センドパンを設定します。対応するセンドがないときは、バスを右クリックし、ポップアップメニューからセンドの挿入を選択して、目的のバスを選択します。
バスへ送信されるオーディオデータのレベルを設定する	オーディオトラックで、バスに対応しているセンドレベルを設定するか、トラックのアウトプットがバスになっているときはボリュームフェーダーを設定します。
バスへ送信されるオーディオデータのパンを設定する	センドパンつまみを調節します。
バスの入力レベルを設定する	バスのインプットゲインを調節します。
バスの入力パンを設定する	バスのインプットパンを調節します。
バスを通過するオーディオの波形を表示。	波形プレビューボタン をオンにします。
バスにリアルタイムオーディオFXをかける	FXラックを右クリックして、一覧からエフェクトを選びます（詳しくは、リアルタイムエフェクトを使うを参照）。
エフェクトを削除する	エフェクトを選んでDeleteを押すか、右クリックしてから削除を選びます。
アウトプットレベルを設定する	ボリュームを調節します。
パンを設定する	パンを調節します。
ソーストラックパンのミラーになるようにセンドパンを設定する	センドパンを右クリックし、表示されたメニューからバスのパンに従うを選択します。この設定は、センドがポストフェーダーで、センドとバスが同一のチャンネルフォーマットになっている場合のみ可能です。この設定を有効にすると、センドパンは出力される信号に対して影響を与えません。
アウトプットの選択	アウトプット欄をクリックして、一覧から1つ選びます。

関連項目：

バストラック