TTSSEQ.INI

ttsseq.iniは、メモ帳などのテキストエディタで編集してください。

[Options]セクションの変数

表 250. TTSSEQ.ini 

変数	種類	デフォルト値	動作
ChaseDelay=<数値>	整数値	20（2秒）	同期フェーズの遅延を1/10秒単位で指定します。MTC同期中に、位置が決まっていると、セットアップの分だけ再生が遅れて始まります。この行で指定する遅延時間が長すぎると、再生が開始してからSONARがロックするまでに常に待つことになります。遅延時間が短すぎると、（特に遅いコンピュータでは）準備が整う前に再生が始まり、ノートが開始に間に合わないだけでなく、むしろCPUの負荷が増えて同期が破綻する場合もあります。
FlywheelAmount=<数値>	整数値	5（1/2秒）	SMPTEフライホイール時間を1/10秒単位で指定します。SONARが同期を中止するまでの最大のドロップアウト時間です。
MfxLookAhead=<ティック数>	整数値	960*4	MFXプラグイン内での処理に必要な先読みデータの量を設定し、どの程度の量のMIDIデータをMFXプラグインに送るかを定義します。この値を小さく設定するとMIDIプラグインのリアルタイム応答性能が向上しますが、小さくしすぎるとMIDIプラグインの処理が滞ることがあります。例：MfxLookAhead=480
SendResetsToSoftSynths=<0または1>	ブール値	0	プラグインシンセに対してコントローラのリセットメッセージを送出するように設定できます。 この変数は[OPTIONS] セクションに記述します。以下の値を指定してください。 0（デフォルト）：リセットをDXi’sに送出しません。 1：SONARはMIDIコントローラのリセットをDXi’sに送出します。これはハードウェアシンセに対してSONARで既に行われています。例： MIDIコントローラメッセージを含むシンセトラックをフリーズするような場合、この設定を1にすることでフリーズ処理の直前にも必ずコントローラがリセットされます。
GeneralMidiSMFs=<0または1>	ブール値	1（有効）	SMFをインポートしたときに、MIDIセットアップ小節を作成する（1）か、しない（0）かを指定します。
LyricTrack=<数値>	整数値	3（トラック4）	フォーマット0のスタンダードMIDIファイルをインポートする場合、SMFに含まれる歌詞メタイベントを読み込むトラックを指定します。0はトラック1に、3はトラック4を意味します。
MMCDelayMsecs=<数値>	整数値	100	2つのMMCコマンド間に必要な最小の経過時間を指定します。一部のMMCでは、各MMCコマンドの後に最低10ミリ秒の経過時間がないと混乱します。これにより、高速なコンピュータでは操作が断続する問題が発生する場合があります。SONARでは、この問題を修正するためにMMCDelayMsecs=<n>行を使用します。デフォルト値は100ミリ秒ですが、多少の試行錯誤をしてシステムに最適な値を見つけてください。
MMCPort=<数値>	整数値	-1（すべて）	初期設定では、SONARはMMCコマンドをすべてのMIDIアウトプットで送出します。必要に応じてMMCを送出するアウトプットの数を制限できます。この行でMMCを送出するアウトプットを指定します。値は0から始まります。したがって、値0はアウトプット1、値1はアウトプット2を意味します。
MMCPreRoll=<数値>	整数値	20（2秒）	MMCを割り当てるまでの時間を1/10秒単位で指定します。初期設定では、SONARはタイムコードを受信してから再生や録音を開始するまでに2秒待機します。この行で2秒の待機時間を変更できます。 この設定が存在しない場合は、ChaseDelay設定の値を使用します。ChaseDelay設定も存在しない場合、MMCPreRollのデフォルトは20です。
MMCUseEvent=<0または1>	ブール値	1（有効）	MMC機能がオートパンチ録音モード以外では動作する場合、お使いの装置がMMC Eventコマンドをサポートしていない可能性があります。詳細については、メーカーにお問い合わせください。この問題を解決するには、次の行を追加します。
SendLocalOff=<0または1>	ブール値	1（有効）	SONARの起動時に、ローカルコントロールオフメッセージを送信するかどうかを指定します。
SendLocalOn=<0または1>	ブール値	0（無効）	SONARの終了時に、ローカルコントロールオンメッセージを送信するかどうかを決定します。
IgnoreMidiInTimeStamps=<0または1>	ブール値	0（無効）	MIDIデバイスから送られてくるMIDIメッセージに付加されたタイムスタンプを無視するかどうか設定します。ハードウェアMIDI音源を使用していて、MIDIキーボードを弾いてから、音が鳴るまでに時間がかかるようなら、この値を1にセットしてみてください。また、意図したタイミングにMIDIノートが録音されないのであれば、この値を1にセットしてみてください。このオプションは、SONARとMIDIドライバが異なるクロックを使用するような環境において、各MIDIメッセージに付加されたタイムスタンプを無視し、SONARのクロックを優先して使用するオプションです。
SyncAllowRateTweak=<0または1>	ブール値	1（有効）	SONARは通常、SMPTEに同期する際、MTCのドロップアウトが発生した場合に備えてMTCの受信タイミングを予測しています。この動作を無効にするには、値を0に設定します。低速のコンピュータを使用していて、演奏するデータが重い場合に0に設定することで、効率の向上や、同期性の向上が見られることがあります。
SysxDelayAfterF7=<0または1>	ブール値	1（有効）	このオプションは、この設定はSysxバンク内のF7（EOX）送出後に送信間隔をおくかどうかを指定します。送信間隔をおくことにより、システムエクスクルーシブメッセージの送信が遅れ、MIDI音源に受信する余裕を与えます。デフォルト値では、1/18秒の送信間隔をおきますが、SysxSendDelayMsecs=<n>という行を加えることで変更することができます。 設定できる値は0または1です。値の意味は以下のとおりです。 0：送信間隔なし 1：送信間隔をおく
SysxSendDelayMsecs=<数値>	整数値	60	この設定はSysxバンク内のF7（EOX）送出後から、次のメッセージ送信までの時間を、ミリ秒単位で指定します。
SysxSendPacketSize=<数値>	整数値	1024	この設定はパケットの最大サイズをバイト単位で指定します。小さい値に設定して、長いシステムエクスクルーシブメッセージを分割して送信することにより、スピードの遅いMIDI音源の内部バッファのオーバーフローを防ぐことができます。
UseCableMetaEvents=<0または1>	ブール値	1（有効）	この行は、Sysxバンクを含むプロジェクトをSMFに保存する際に、Sysxバンクの送出MIDIデバイスナンバーを、MIDI規格では未定義のケーブルメタイベントで記録するかどうかを指定します。
LoadTrackParams=<0または1>	ブール値	1（有効）

[MIDI Input Devices]セクションの変数

 

表 251.  

変数	種類	デフォルト値	動作
MaxInPort=<数値>	整数値	15（16アウトプット）	この行は、MIDI入力デバイスの最大数を決定します。値は0をベースとしているので、この値が15の場合は16デバイスが最大数になります。

[MIDI Output Devices]セクションの変数

 

表 252.  

変数	種類	デフォルト値	動作
MaxEchoPort=<数値>	整数値	15（16アウトプット）	この行は、Sysexデータをエコー可能なMIDI 出力デバイスの最大数を決定します。値は0をベースとしているので、この値が15の場合は16デバイスが最大数になります。
MaxOutPort=<数値>	整数値	15（16アウトプット）	この行は、MIDI出力デバイスの最大数を決定します。値は0をベースとしているので、この値が15の場合は16デバイスが最大数になります。