SONARには、オーディオのレベルを変更するコマンドがあります。プロセス > エフェクトの反映 > ノーマライズコマンドと、プロセス > エフェクトの反映 > ゲインコマンドで、デシベル単位でレベルを変更することができます。詳細については、デシベルスケールを参照してください。ノーマライズコマンドではオーディオデータを「ノーマライズ」し、クリッピングノイズが発生しない、もっとも大きなレベルに増幅できます。ゲインコマンドは、レベル、位相、定位を変更するコマンドです。セッティングによって、センターキャンセルをすることもできます。
ノーマライズコマンドを使うと、ノイズも大きくなります。つまり、これらのコマンドは一方で音声信号のボリュームを上げますが、他方では、そこに含まれるノイズも増幅してしまいます(これは、他の方法でボリュームを上げる場合も同様です)。選択範囲に大きな信号がある場合、ノーマライズの効果があまりよくわからない場合があります。これは、ボリュームの増加量が、選択範囲内で最も大きなオーディオによって決定されるからです。オーディオデータの中に、音量の非常に小さな部分と大きな部分がある場合、小さな部分を分割して別のオーディオクリップとし、その後それらのデータをノーマライズすると良いでしょう。
2. プロセス > エフェクトの反映 > ノーマライズを選択します。ノーマライズダイアログが表示されます。
4. OKをクリックすると処理が始まります。ノーマライズされたデータを聴いてみましょう。編集 > 元に戻すを実行すると、処理前の状態に戻すことができます。
2. プロセス > エフェクトの反映 > ゲインコマンドを選択すると、ゲインダイアログが開きます。
3. 単にゲインを調節する場合は、左右チャンネルのスライダーを調節します。オーディションボタンをクリックすると、設定内容を聴いて確認することができます。
5. 位相を反転させるときは、スライダーの下にある左の位相反転ボタン をクリックします。
6. センターにあるデータ(たいていはボーカルトラック)を除去するには、新規Leftチャンネル-Leftからスライダと新規Rightチャンネル-Rightからスライダを100%にし、新規Leftチャンネル-Rightからスライダと新規Rightチャネル-Leftからスライダを-INFに設定します。
7. オーディションボタンをクリックすると視聴できます。
8. OKをクリックすると処理が始まります。
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