グルーブクォンタイズダイアログ

プロセス > グルーブクォンタイズコマンドを実行するとグルーブクォンタイズダイアログが開きます。グルーブクォンタイズは、トラックのリズム感やコントローラデータ（オプション）を他の曲の一部分と同じような感じになるようにします。この他の曲の一部分は「グルーブパターン」を構成するもので、.GRVという拡張子をもつグルーブファイルに保存されます。

グルーブクォンタイズダイアログには以下の設定項目があります。

プリセット

よく使う設定をプリセットとして保存したり、ここから選択して利用することができます。新しい設定をプリセットとして保存するには、プリセット名が表示される欄に名前を入力して保存ボタンをクリックします。プリセット欄をクリックするとメニューが表示され、プリセットを選ぶことができます。プリセットを削除するには、削除ボタンをクリックします。

グルーブファイル

単独または複数のグルーブパターンが格納されているファイルか、またはクリップボードをソースとして選択します。グルーブファイルの拡張子は、.GRVです。

グルーブパターン

グルーブファイルの中から使用するグルーブパターンを選択します。

分解能

基準となるグリッドのサイズを指定します。小さい値（短い音）を指定するほど、クォンタイズによる変化が少なくなります。分解能を参照してください。

ウィンドウ

グリッドから離れているノートをクォンタイズの対象から除外します。ウィンドウを参照してください。以下のオプションがあります。

センシティビティ：どれだけグリッドから離れているノートまでをクォンタイズの対象にするかを指定します。100%の場合、すべてのイベントをクォンタイズの対象にします。ウィンドウを参照してください。

ウィンドウの外の場合：以下の項目から選択します。

変更しない：クォンタイズの対象としません。

分解能にクォンタイズ：通常のクォンタイズと同様に、分解能で指定されているグリッドにクォンタイズします。

もっとも近くに移動：ウィンドウの設定を無視し、最も近いグリッドにクォンタイズします。

比例配分：前後のイベントの平均的なクォンタイズ量に従ってクォンタイズします。

AudioSnapの拍

AudioSnapトランジェントをクォンタイズさせたいときにこのチェックボックスにチェックを入れます。

ノート、歌詞、オーディオのみ

コントローラ、アフタータッチ、RPN、NRPNの各イベントもクォンタイズの対象とします。

強さ

元のデータとグルーブパターンの差のうち、どれだけグルーブパターンに近づけるかを指定します。

以下の3つのスライダーで調節します。

タイム：元のデータのタイミングを、どれだけグルーブパターンに近づけるかを指定します。

デュレーション：元のデータのデュレーションを、どれだけグルーブパターンに近づけるかを指定します。

ベロシティ：元のデータのベロシティを、どれだけグルーブパターンに近づけるかを指定します。

定義ボタン

グルーブパターンを定義します。グルーブパターンを定義するを参照してください。

オーディオクリップのオートクロスフェード

オーディオをクォンタイズするとき、クリップの間に何もない部分ができることがあります。選択されたオーディオクリップ間のギャップを自動的に埋めて、オートクロスフェードを設定する場合は、オーディオクリップのオートクロスフェードチェックボックスをオンにします。ギャップを埋めるには、最初のクリップの右端と次のクリップの左端を広げて、クロスフェードを作ります。

以下の項目を指定できます。

クロスフェード：クロスフェードの長さを指定します。

ギャップ：この値は、オートクロスフェードによって埋められる最大のギャップを指定します。

 

関連項目：

グルーブクォンタイズコマンドの使用方法

グルーブクォンタイズのヒント

録音されたデータのタイミングの修正