SONAR LE Documentation is based on the full version of SONAR. Some screenshots, folder paths, features and other references may differ from your installation.

オーディオとプロジェクトのテンポを同期させる

様々な理由から、オーディオクリップとプロジェクトのテンポの同期が必要になる場合があります。これには、主に次のようなケースがあります。

AudioSnapを使って、オーディオとプロジェクトのテンポマップを2つの方法ですばやく同期できます。

オーディオクリップの内部テンポマップをプロジェクトのグローバルなテンポマップに適用します。この方法は、プロジェクトのテンポをオーディオクリップのテンポに一致させ、オーディオの拍をプロジェクトのタイムルーラーに合わせる場合に使用します。

この方法は、次のような場合に便利です。

メトロノームを使わずにオーディオトラックを録音して、プロジェクトの小節や拍の区切りをそのオーディオに合わせる場合。たとえば、録音したオーディオトラックのテンポを別のトラックの録音時に参考として使用したい場合などです。

オーディオとMIDI編集の両方をオーディオの拍にスナップさせる場合。

オーディオクリップのクォンタイズ・コマンドとグルーブクォンタイズ・コマンドを使用して、オーディオの拍を正確にクォンタイズさせる場合。

すでに（オーディオCD、MP3ファイルなどから）SONARにインポートされている曲をリミックスしたい場合。オリジナルの曲に合わせて演奏する新しいドラムループやMIDI楽器を追加するためには、オリジナルの曲からテンポマップを作成する必要があります。

詳細については、プロジェクトのテンポをオーディオクリップに同期させるを参照してください。

プロジェクトのテンポをクリップのテンポマップに適用します。この方法は、クリップをプロジェクトのテンポに合わせる場合に使用します。

この方法は、次のような場合に便利です。

新しいオーディオを既存のオーディオに同期させる場合。

新しいオーディオトラックを既存のトラックのタイミングやテンポに合わせたい場合。

オーディオの録音後にプロジェクトのテンポをグローバルに変えたい場合。

詳細については、プロジェクトのテンポをクリップマップにコピーするを参照してください。

どのように使用するか？

各オーディオクリップには内部テンポマップがあります。これを使ってオーディオクリップをプロジェクトのグローバルなテンポマップに同期できます（クリップのテンポマップを編集するを参照）。

各オーディオクリップのテンポマップは自動的に作成されます。そのため、場合によっては誤ったテンポが検出されることもあります。たとえば、実際のテンポが240 BPMであるのに120 BPMというテンポが検出されたり、ビートが誤ったトランジェントにマップされたりすることがあります。このような場合には、必要に応じてテンポマップを簡単に再マッピングできます。

AudioSnapパレットでテンポ関連のコマンドを使用する前に、クリップの内部テンポマップを必ず正確にする必要があります。詳細については、クリップのテンポマップを編集するを参照してください。

プロジェクトのテンポをオーディオクリップに同期させる

1.	目的のテンポマップがあるオーディオクリップを選択します。

2.	Aを押して、AudioSnapパレットを開きます。

3.	AudioSnapパレットにあるクリップからプロジェクトテンポを抽出ボタン をクリックします。

クリップのテンポマップがプロジェクトのテンポマップにコピーされ、テンポマップが同一になります。

メモ1：クリップから抽出のドロップダウン・リストでは、プロジェクトのテンポへコピーするクリップテンポマップの分解能を設定することができます。オプションには次のようなものがあります。 拍 小節(デフォルト) クリップ

メモ2：複数のオーディオクリップのクリップタイムベースの設定が小節:拍:ティックに設定されている場合、プロジェクトのテンポを変更すると、オーディオクリップの相対的な位置に影響があります。クリップからプロジェクトテンポを設定するコマンドを使用する場合には、タイムベースを実時間に変換するよう推奨されます。

プロジェクトのテンポをクリップマップにコピーする

1.	Aを押して、AudioSnapパレットを開きます。

2.	AudioSnapパレットの平均のテンポ欄でプロジェクトから抽出を選択します。

プロジェクトのテンポがクリップのテンポマップにコピーされ、テンポマップが同一になります。

メモ：コンプレッションされたオーディオやトランジェントを含まないオーディオの場合、最適なテンポの検出ができない、または全く検出されないことがあります。 AudioSnapでは、テンポの検出ができない場合、プロジェクトのテンポマップに対応する拍にトランジェントを作成します。 作成されたトランジェントは、クリップマップ上で近くのビートマーカーに割り当てられます。

 

関連項目：

クリップのテンポマップを編集する

プロジェクトのテンポを変える

AudioSnapトランジェントマーカーでグローバルツールを使用する

トランジェントマーカーを編集する

AudioSnapパレットを使用する

オーディオクリップのタイミングを修正する

オーディオからMIDIのタイミング情報を抽出する

一般的な編集

展開されたマーカーを使用する

アルゴリズムとレンダリング