オーディオ波形の描画最適化

初期化ファイルには、オーディオ波形の再描画を最適化するためのオプションがあります。これは、タルチプロセッサ環境で大きな効果を発揮します。並列処理によりパフォーマンスの向上が期待できます。

関連したオーディオファイル・ダイアログでは、クリップを指定してクリップ単位で波形を再描画させることもできます。

初期化ファイルの波形再描画オプション

初期化ファイルには、波形再描画に関する3つの変数があります。

AUD.INI内

[Aud]セクション：

EnablePicCacheThreads=1 (default)

このオプションはCPU/コアに応じた数の波形再描画スレッドを自動的に生成します。EnablePicCacheThreads=0にすると、複数のスレッドを生成しません。

マルチコア/マルチプロセッサ環境でこのオプションを有効にすると、波形描画のパフォーマンス向上が期待できます。

メモ：

波形再描画スレッドは再描画時のみ動作します。

マルチコア/タルチプロセッサ環境でのみ効果があります。

[Aud]セクション：

ComputePicturesWhilePlaying=1 (default)

このオプションは、再生中の波形描画処理を許可します。この動作は最近のコンピューターでは再生に悪影響を及ぼさないでしょう。新たな波形描画が必要なときのみ、この処理が行われます。既に描画されているクリップの場合は、新たな処理は発生しません。

CAKEWALK.INI内

[WinCake] セクション：

ProgressiveWavePictures=1 [default]

このオプションはオーディオ波形の逐次描画を許可します。オンにすると、クリップの波形描画データを取得できた部分から、少しずつ描画されます。この処理はアプリケーションがアイドル状態の時に行われます。ComputePicturesWhilePlaying=1が指定されている時は、再生中にも処理が行われます。これにより、波形がすべて表示されるまでの時間を節約することができます。これにより、波形がすべて表示されるまでの時間を節約することができます。

オーディオ波形の再描画

1.	再描画するクリップを選択します。

2.	選択したクリップを右クリックし、表示されたメニューから関連したオーディオファイルを選択して関連したオーディオファイル・ダイアログを開きます。

3.	波形の再描画ボタンをクリックします。確認のダイアログが表示されます。

4.	OKをクリックします。