再生バッファ

編集｜環境設定｜オーディオ｜デバイスの設定で、再生に使用するバッファの数を変更することができます。多くのバッファを使用すると、ミキシングレイテンシは長くなります。バッファの数を少なくするとミキシングレイテンシは短くなりますが、ドロップアウトの危険性が高まります。デフォルトの設定値は2です。詳細については、ミキシングレイテンシ、およびドロップアウトやその他のオーディオに関連する問題を参照してください。

CPUメーター/ディスクメーター/ドロップアウトインジケーター

SONARには、コントロールバーのパフォーマンスモジュールにあるCPUメーターやディスクメーター、トランスポートモジュールにあるドロップアウトインジケータなど、オーディオの問題を識別して修正する際に役立つツールがいくつか用意されています。

トランスポートモジュール

ドロップアウトインジケーター ：録音/再生中にオーディオの処理が完了しないときに表示されます。詳細については、ドロップアウトやその他のオーディオに関連する問題を参照してください。

パフォーマンスモジュール

A：CPUメーター（コアごとに1つ） B：ディスクモニターインジケータ C：ディスク容量メーター D：メモリ使用状況メーター

パフォーマンスモジュールには、次のコントロールがあります。

CPUメーター：ステータスバーの右端にあり、CPUの使用状況を表示します。CPUメーターは、オーディオデータを処理して途切れることなく再生し続けることができる最大の時間に対して、現在どれだけの時間を費やしているかを表示します。コンピューターのコアごとに1つのCPUメーターがあり、コア数は最大32です。CPUメーターが100%またはそれ以上を示した場合、直ちに演奏がもたってしまう、もしくは停止してしまうことがあります。

メモ：CPUの利用可能なコア数に応じてパフォーマンスモジュールの監視範囲は異なります。

ディスクモニターインジケータ ：SONARがハードディスクの入出力機能（ディスクへのアクセス）の実行に費やしている時間を表します。入出力バッファのサイズによって、ディスク操作の実行と中断なしの再生に許容される時間が決まります。入出力バッファのサイズは、ファイルシステム（編集 ｜環境設定｜ オーディオ｜同期とキャッシュ）に表示されます。SONARがディスク操作を実行すると、ディスクモニターインジケータの色が黄色から赤に変わり、SONARがディスク入出力の各サイクルを完了するための所要時間が表示されます。赤のアイコンは、データ活動が非常に活発であることを示します。

ディスク容量メーター：WAVEデータディレクトリがあるドライブの使用可能な空き容量を示します。ツールチップには、オーディオディスクに実際に残っているディスク容量が表示されます。

メモリ使用状況（RAM）メーター：SONARだけではなくコンピューター全体のメモリ（RAM）使用率を示します。

メモ：ドロップアウトが発生したり、CPUメーター、ディスクメーターが常に高い値を示しているときは、デジタルオーディオを扱う際のパフォーマンスを改善する方法があります。詳細については、再生中のオーディオのドロップアウトまたはクラッシュを参照してください。

 

関連項目：

マルチプロセッサの負荷バランス